訪問インタビュー

内藤材木店

内藤材木店

事業    注文住宅設計・施工、リフォーム、住宅用木材・建材・塗装販売

所在地   浜松市北区引佐町四方浄95-5
TEL&FAX TEL:053-544-0216 FAX:053-544-0373

お話    代表取締役社長 内藤 正也様
      (税理士・公認会計士 宮 真)

社長様で3代目になられるそうですね。

もともと内藤家の養子に入った祖父が、議員秘書、炭の指導員を経て、水窪町にある150町歩におよぶ山林の炭焼木で生計を立てていました。さりながら昭和23年、ダムの建設に伴い、山林を売却し、その資金を元手にこの地で製材業を創業しました。後に豊橋の工場を長男、引佐町の製材所を次男である私の父が後を継ぎました。
幼少期から私は祖父の背中をみて成長しました。威厳に満ち、父ですら近寄りがたい祖父でしたが、私にとっては人生の師であり、学ぶことが多く、学校の授業は物足りなく感じていました。
5歳のころから祖父のような材木屋になろうと決心していました。しかし、ただ家業を継ぐのではなく、『他人の飯を食え』という祖父の教えに倣い、18歳早々に自ら奉公先を探し、天平木材の親方のもとで2年間修行しました。若さ故、怒られたこともありましたが、この2年間は貴重な財産となりました。

真の家づくりとは…

製材業を主としていた父に代わり、現在は住宅の設計・施工をメインとしています。それというのも、まわりに建ち並ぶ家々を見るにつけ、「うちに任せてくれればもっと良い家になる!」と思い、力を入れるようになったからです。祖父も同じく住宅施工をやっていたという影響も大きかったでしょう。他には負けないという絶対的な自信があります。お陰様でこれまでに300件近くの家づくりに携わってきました。特に目立った看板はありませんが、うちで家を建てたお客様が営業マンとなってくださっています。
また、『衣食住は人間の3原則だからぶれてはいけない』という祖父の教えを活かしたいとの思いから、衣(I)食(S)住(J)環境を向上させる商品の販売およびライフコンサルタント業として別会社(株式会社 日本ISJ研究所)も創設しました。大量に流通しているもの、流行しているものが必ずしも良いものとは限りません。「本当にいいものとは?」を独自の視点で調べ、自信を持ってお勧めできると確信したものだけを提供したい!だからこそ価値観を共有できる人たちと家づくりをしていこうと考えています。本当の意味で『良い家』を、同じ想いを持っている人たちと一緒になってつくっていきたいのです。『良い家』は1つではありません。ひとそれぞれ求めることが違うわけですからひとそれぞれに『良い家』が存在するのです。そのためにも知識だけでなく体感していただくことを大事にしています。

月次巡回監査についてご意見をお聞かせください

理事長をはじめ、坂本会計さんに大変魅力を感じております。これからは、総合力が求められる時代になると思います。私は木材のスペシャリストだと自負していますが、坂本会計さんは“トータルサポートしていただける会計のスペシャリスト集団”であり、信頼のおけるパートナーです。全てに精通しているからこそお客様に最適なサービスが提供できると思います。

インタビューを終えて

インタビューに訪問した応接には数多くの座右の銘が掲示されており、なかには10年近く貼っているものもあるそうです。しかしながら、壁紙の変色もなく、たばこの匂いもありませんでした。社長様曰く、「こんなことは簡単なんですよ」とおっしゃっていましたが、スペシャリストだからこそなせる業だと思います。
耐震偽装などがニュースを賑わせている昨今、新築時の満足だけでなく、10年後も、20年後も満足してもらえる家づくりをすることはお客様の利益であり、次世代の子供たちへの安心した住まいづくりという社会貢献になるのではないでしょうか?/山田