検討すべき項目

海外進出で考えておかなければならないこと(FSでの検討項目)

テーマ検討項目
1.進出国
  1. 政治経済事情(政治の安定性、経済成長の状況、インフレ率など)
  2. 規制と許認可(会社設立、資本金、原材料・商製品の輸出入、送金、駐在員数など)
  3. 基本インフラ(港湾、道路、鉄道、通信)
  4. 税制(法人税、個人所得税、付加価値税、関税、タックスヘイブン対策税制、送金時の源泉税、保税地区条件など)
  5. 条約(投資保護協定、租税条約、貿易保険など)
  6. 優遇政策(投資誘致施策、補助金など)
  7. 言語、人種、文化、宗教、商慣習
  8. 外国資本の進出状況
2.進出都市
  1. 治安、経済事情(犯罪発生率、失業率など)
  2. 販売市場の存在(流通網、市場へのアクセス、物流条件)
  3. コスト全般(土地代、人件費、原材料調達コスト、ユーティリティ費用)
  4. 輸送・物流環境
  5. 地方税制・規制
  6. 優遇政策の有無とその内容
3.工場立地
  1. 立地費用(土地代、固定資産税、ライセンス費用、土地使用料、整地費用、建設費用、リース料など)
  2. 販売市場への距離
  3. 原材料供給先からの距離
  4. 候補地条件(面積、隣接道路、形状、価格、使用制限、用途規制、担保価値)
  5. ユーティリティ・インフラ(電気・ガス・工業用水・上水・排水・通信)
  6. 輸送コスト(鉄道、トラック、海上コンテナ、航空便)
  7. 地域条件(地盤沈下、水害歴、地震歴、台風歴、地耐力、気温、降水量)
  8. 環境規制(排水・騒音・大気・廃棄物・毒物・緑地)
  9. 優遇政策の有無と内容
  10. 日本人駐在員の居住環境
4.現地マーケット
  1. 市場規模(数量、価格、需要動向、顧客層)
  2. 競合状況(マーケット勢力図、主要プレイヤーの把握)
  3. 市場動向
  4. 商品流通ルート
5.製品
  1. 現地での製品規格
  2. 要求される品質水準
6.販売先
  1. 販売先予定先の概要(社歴、系列、経営者、規模、損益状況、信用力、事務所・倉庫状況など)
  2. 販売見込み量
  3. 価格・代金回収条件
  4. 競合納入先
7.調達先
  1. 販売先予定先の概要(社歴、系列、経営者、規模、損益状況、信用力、事務所・工場状況など)
  2. 製造工程(技術レベル、管理水準、設備状況、ISO取得状況)
  3. 購入規格、価格、納期、支払条件
8.労働環境
  1. 職種別賃金水準
  2. 労働力人口・近隣若年層
  3. 付加費用(住宅・医療・年金・失業給付・福利費)
  4. 労働組合活動
  5. 通勤手段・費用
  6. 社宅・寮の必要性
9.工場
  1. 工場設備の基本仕様
  2. 工場立ち上げまでのコスト(土地購入費用、生産設備購入・据付費用)
  3. 日本からの出張人件費(工場建設管理、設備据付指導、テスト生産、操業指導など)
10.全体スケジュール
  1. F/S開始~会社設立迄
  2. 会社設立~工場着工迄
  3. 工場着工~操業開始迄
  4. 操業開始~本格操業迄
11.資金管理
  1. 資金調達の方法と調達先(出資・融資)
  2. 融資の返済計画
12.損益・採算シミュレーション
  1. 損益・資金繰計画
  2. 販売計画
  3. 生産計画
  4. 投資の現在価値、内部収益率計算
  5. 投資回収期間
  6. 損益分岐点分析
  7. 感応度分析(単価、為替、金利、原料価格、操業度の変化による影響度分析)