理事長挨拶

理事長 坂本 孝司

 会計で会社を強くする

-Making companies stronger througth Accounting-      


たくましく勝ち残る経営には、正しい会計が不可欠です。

残念ながら、わが国では未だに簿記会計に関する誤解が蔓延しています。多くの経営者の皆様は「帳簿付けは税務申告のためにある」と考えているのではないでしょうか。しかしそれは、大きな誤解です。

世界で初めて商人に決算を義務づけたのは1673年のフランス商事王令です。当時のフランスは大不況のまっただ中にあり企業倒産が続発し、信用秩序が崩壊していました。これを見かねたルイ14世が大蔵大臣のコルベールに破産防止のための政策立案を求め、英知を結集してでき上がったのが世界で初めての商法典である、商事王令だったというわけです。

この商法典の目玉は、商人に会計帳簿と決算書の作成を義務づけたことです。さらにこの法典には「破産時に正規の帳簿を裁判所に提示できなかった者は死刑に処す」という、とてつもなく厳しい罰則が用意されていました。つまり、死刑を担保にして、商人に会計帳簿への正しい記帳を求めたのです。

今から300年以上も前のフランス人は「帳簿付けは誰のためにするものでもない。倒産を防止し、健全な経営を遂行するためにするものである」・「たくましく勝ち残る経営をするためには、正しい会計が不可欠である」という、経営の黄金律を知っていたのです。ドイツの有名な会計学者であるレフソン博士も「決算書の本質的な目的は経営者への自己報告である」と喝破しています。

わたしたちは、「会計で会社を強くする」という理念のもと、皆さま方の事業が健全に発展されますよう、全力を挙げてご支援させて頂きます。


4大業務[税務・会計・保証・経営助言]を通じて貴社をトータルにご支援致します

-貴社のガバナンスを強力に支援いたします-


○税務業務

税法に関する法律家として、税務代理・税務相談・税務書類の作成代行等を行います

○会計業務

会計に関する専門家として会計をご支援します

中小会計要領・中小指針・企業会計基準・連結会計・社会福祉法人会計・公益法人会計等

○保証業務

税理士法による書面添付、会社法による会計参与、公認会計士監査等によって、貴社の税務申告書や決算書の信頼性を高めます

○経営助言業務

親身の相談相手として、税務・会計・財務管理・リスクマネジメント・事業承継、医業開業支援、創業支援、資産対に対応します

[経済産業局認定]経営革新等支援機関、[中小企業庁認定]地域プラットホームとして、経営改善・専門家派遣等の支事業を行います

■月次巡回監査

4大業務を専門家的かつ的確に遂行するためには、会計帳簿の完全網羅性・適時性・正確性・明瞭性が確保されなければなりませ

私たちは月次巡回監査(全部監査・精密監査)を例外なく実施します

■TKCシステム

4大業務を専門家的かつ的確に遂行するためには、電子帳簿保存法に完全に準拠し、4大業務をシームレスにカバーする統合システムを使用する必要があります

私たちはTKCシステムを完全利用します


◎いわゆる「帳簿作成の丸投げ」はお受けしません

4大業務の要諦は「会計帳簿の適時・正確な作成」(商法第19条第2項、会社法第432条第1項)にあります。いわゆる「会計事務所への帳簿作成の丸投げ」は商法・会社法違反であるのみならず、「会計で会社を強くする」という理念に矛盾します。ドイツには「だらしない記帳は破産者の特徴である」という格言があります。「会社の数字はまったく分からないよ。領収書などを渡せば会計事務所がすべてやってくれるから」と言う経営者が成功すると思われますか? 私たちは、会計伝票の作成(仕訳)代行は致しません。

帳簿作成の丸投げ」の受託は「優しい顔をした悪魔的行為」であり、「経営者を地獄に導く行為」です。私たちは、皆さま方が、適時・正確に自社の経営状況(財政状態と経営成績)を把握でき、「会計で会社を強くする」ことができますよう、事務所を挙げて全力でご支援・伴走させていただきます。

理事長 坂本 孝司

理事長経歴

坂本孝司(さかもと たかし)

プロフィール
  • 税理士・米国公認会計士
  • 博士(経営情報科学・愛工大)
  • 修士(法学・東京大学)
  • 静岡産業大学 経営学部 客員教授
  • 静岡産業大学 総合研究所 客員研究員
  • 元 愛知工業大学 経営学部・大学院 教授
  • 元 静岡理工科大学 大学院 客員教授

  • 所属学会
  • ・日本会計研究学会
  • ・国際会計研究学会
  • ・日本簿記学会
  • ・社会関連会計学会
  • ・税務会計研究学会
  • ・日本監査研究学会
  • ・中小企業会計学会(副会長)
経歴
昭和31年2月
浜松市生まれ

昭和49年3月

浜松北高等学校 卒業

昭和53年3月

神戸大学 経営学部 卒業
同年
第26回税理士試験合格
昭和56年4月
会計事務所開設
平成7年3月
東京大学 大学院法学政治学研究科修士課程 修了
平成10年3月
東京大学 大学院法学政治学研究科博士課程 単位取得退学
平成14年8月
米国公認会計士試験合格
平成23年3月
愛知工業大学より博士号(経営情報科学)授与
令和3年11月
浜松市やらまいか大使 就任
主な役職
中小企業庁・金融庁
「中小企業の会計に関する検討会WG」委員歴任
中小企業庁
「中小企業政策審議会 企業力強化部会」委員歴任
経済産業省
「"日本の未来"応援会議~小さな企業が日本を変える~」メンバー歴任
TKC全国会
会長
TKC全国政経研究会
会長
TKC静岡会
元会長
主な著書・論文
単著
『中小企業の財務管理入門』(中央経済社)
単著
『会計で会社を強くする 簿記会計先覚者の金言集・解説 改訂新版』(TKC出版)
単著
『会計で会社を強くする(中小会計要領対応版)』(TKC出版)
単著

『会計制度の解明-ドイツとの比較による日本のグランドデザイン-』(中央経済社)

  *日本会計研究学会 太田黒澤賞 受賞(平成21年度) 

単著
『ドイツにおける中小企業金融と税理士の役割』(中央経済社)
単著

『税理士の未来-新たなプロフェッションの条件-』(中央経済社)

単著

『職業会計人の独立性ーアメリカにおける独立性概念の生成と展開ー』(TKC出版)

編著

坂本孝司/加藤恵一郎『中小企業金融における会計の役割 』(中央経済社)

共著

坂本孝司他『ドイツ税理士による決算書の作成証明業務(第2版) ―ドイツ連邦税理士会『声明』の解説― 』(TKC出版)

共著

河﨑照行/坂本孝司 “The General Accounting Standard for Small-and Medium-sides Entitirs in Japan”(Wiley)

論文

「租税法における記帳規定と簿記の証拠力 -ドイツ1919年国税通則法及び1977年国税通則法を中心として-」

  *公益財団法人租税資料館 租税資料館賞 受賞(平成11年度)

分担執筆
『飯塚毅博士生誕百年記念論文集』(TKC出版)
分担執筆
武田隆二編著『中小会社の会計』(中央経済社)
分担執筆
松沢智編著『コンピュータ会計法概論』(中央経済社)
分担執筆
河﨑照行編著『詳解 中小会社の会計要領』(中央経済社)
訳書
『ドイツとアメリカの最新コンピュータ会計法規』(TKC全国会)
4大業務[税務・会計・保証・経営助言]を通じて貴社をトータルにご支援致します